『ポセイドンの牙 Version蛤』by株式会社メディアミックス・ジャパン/舞台芸術集団・地下空港

紀伊國屋ホール

10/19(木) 19:00〜21:00 終演後トークショー15分

10/21(土) 14:00〜16:15

本作は、2016年5月に上演した「ポセイドンの牙」のリニューアル作品。

新たに生まれ変わっての公演とか…

物語は、

ナカツ県の乙亀(オトガメ)市にある水産高校が自治体の資金難から

防衛人材育成高校(男子校)へと変わる計画が進行していた。

ここに通う陽気なバカ男子5人、自称スイサンズたちは

海と女子と夢を愛する少年!

それを阻止すべく、スニオ岬の海底に沈むいう「黄金の釣針」を手入し

資金を調達しようと立ち上がった。

その頃、期を同じくし、 海底に沈む太古の神々も

その「釣針」をめぐり動き出していた…。

舞台は、照明と廃棄物状の小道具により地上となり海底となり、

舞台上に置かれた廃棄物が海面に上がると

ヒトによって汚された海が顕わになり、心に刺さる。

岡田さんは、海神ポセイドン

開演しばらくして客席から登場する彼は、

女好きが高じて、妻である女神「アムピトリテ」に

海津宮(?うつのみや)から締め出され、

開発と称し地域を汚染していく企業(実はポセイドンに敵対する一族)

の撒き散らす毒によりその力を失い、

なんだか情けない様相で、色々ぼやきつつ、

スイサンズの少年と出逢う。

彼は少年たちを自分の5人の息子と偽り、

宮に送り込み、自身の力の復権を目論み…

少年たちはそれに乗っかり、針の奪取を目論み…

その針は、今、3つの「牙」となって、

ルールを決定、発動、阻止の3つの力に分けられていて、

海の生き物たちの総意の元に力を行使されていた。

しかし! 3つの牙は奪われた!

客席も縦横に役者が行き交い、

時として観客も、色々な役を担わされ…

これが舞台芸術集団の醍醐味らしい。

すぐ横に岡田さんが佇んでいたり、

観客がイヂられたり… そんなのはちょっと楽しい。

だが、物語そのものが…

芝居の骨子はワカル!

現代の自然破壊に警鐘を鳴らし、

ギリシャ神話の神々により、人類に喝を、というところだろう。

しかし、いかんせん。色々なモノを詰め込み過ぎ、

設定も、日本の海辺の町に端を発した話に、

どうして、ギリシャ神話を絡ませ、

その上、ヒンドゥー教聖典マハーバーラタ」まで引っ張り出し、

ポセイドン=マハーバーラタの英雄「アルジュナ」とし、

ラスト近く、それまでスイサンズの英語の教師だったエリー先生が

突然、アルジュナの友人の神「クリシュナ」の化身だとわかったり…

ん〜〜〜

なんだか広げるだけ広げ、とっ散らかして、収集つかず…

と見えてしまうんだよね。

なぜギリシャ神話にヒンドゥー教

日本神話にも海神(わだつみ)はおられるし、

ヒトを糾弾する荒ぶる神々もおわすだろう。

その辺でまとめ、物語の流れをキチンと整理して…

ん? そうしてしまうとコンパクトな

つまらない芝居になっちゃうのかな?

おっと… 以下自粛…

役者さんも、台詞がキチンと聞こえない人が居た。

私は、しっかり物語を追いたいタイプ。

だから、台詞はキチンと聴いて咀嚼したいのだ。

声の大きさではなく滑舌の問題だろう。

それに、この舞台で繰り広げられる“笑い”が、

心地よく感じない。

私の感性とチトちがう。

で、それが続くと飽きてくる…

ま、岡田ポセイドンは、

情けない時も、荒ぶる神に復活した時も、

良かった〜〜〜

日頃は、

さして巧い役者、だとは思っていないのだが(失礼m(__)m)

ここでは、群を抜いて、イイ役者だった。(笑)

素敵なポイセイドンご夫妻(笑)

そして、

かつてお茶の間を賑わせた「まえだまえだ」のお兄ちゃん

前田航基くんが、

今公演、座長になってスイサンズのリーダー「須永宇宙期」として

大活躍していた。 懐かしい〜〜